17. Stress Batting ストレス・バッティング

 

前回までに、MyRouineとMyTimeについてお話しました。MyRoutineは、その日の朝に、その日のスタートのためのチェックポイントを、意識して行う。それまでの自分が培ってきた膨大な経験で培った自分にとって、毎朝いわば試験前のおさらいを行うことについてお話しました。MyTime は、家族や自分にとっての時間を意識、効果的に使うことによって、本当にしたいことを見据えて着実にそれらを準備、行動することを意識することについて、お話しました。その際、オープンでポジティブな気持ちで臨み、したい、しなければならないことを細かい行動レベルに分解する必要があるということに言及しました。上記2つは私流には、次からお話しするストレスをどう乗り越えるかというテーマ、「Stress Batting」に臨む事前の整理・準備術です。

「Stress Batting」と名づけたのは、ストレスをどう打ち返すかということについて話したいからです。

 

ストレスに対処するというと、リラックス、リフレッシュという言葉を良く聞きます。しかし、休んで気分を変えても、そもそもストレスに感じていることから一時的に逃れられたとしても、またその問題はやってきて解決にならないと、感じているの人は多いのではないでしょうか。いかにストレスになっていることを自分なりに打ち返して前に進んでいくかが必要と考えている、そんな人は多いのではないでしょうか。

「Stress Batting」には、球を待つ心構えと、球を打つための技術・準備の2つの領域があります。技術の話は、人によっていろんな分野があり、それぞれ違いがあるので個別には例示できないので、一般論としてお話します。心構えについては共通することが多く、ジム・プレイヤー氏の著書「メンタル・タフネス」が、良くまとめていると思うので、この心の話からスタートさせていただきます。

 

まず最初に心の状態をイメージしやすくするために、スポーツや発表会等での自分の状態について思い出してみてください。

主に4つの状態があるのではないでしょうか。

1、自分が最高のパフォーマンスを上げたときのことを思い起こしてみると、そのとき、夢中で集中していたけど、周りは見えていた、疲れとか痛みとかを忘れていた、気にしなかった、パワーがあふれた。

2、何とかできたけど、周りが気になって集中できなかった、体のだるさが気になった。パフォーマンスが自分の考える最高の状態でなく、終わったあともどっと疲れが出た。

3、疲れている、したくないけど、嫌々やって、それがつい顔にも出た。

4、何とか逃れて、まったくの拒否、逃避をした。

 

言うまでもなく、誰もが最高のパフォーマンス状態で常に行動したいと思いますが、そうはなかなか行きません。また、2~4の状態であれば、何らかの形でストレスが発生ます。特に4の状態に至ったときは、全てのことがストレスになることが多いですよね。

次回から、上記4つの精神状態と、体の状態を理解することにより、自分が今どの状態にいるかを客観的に見つめることが出来、さらには、精神状態を切り替えることにより、自分のパフォーマンスを変えられるということについてお話いたします。